開催を今週末に控え、我々実行委員会メンバーは勿論の事、スポンサー様・走行参加される皆様におかれましても、急ピッチで準備を進めておられる事と存じます。
ここで「浅間ヒルクライム」について、少しでも多くの皆様にご理解いただく為に、どの様な想いで開催をしているかをご説明させて頂きます。

 

 

 

 

~地域振興と自動車文化の成長に寄与する新たな交流型イベントとなる事を目指します~
2012年より一般公道に於いて行なわれるヒルクライムイベントとして「浅間ヒルクライム」が高峰高原を舞台に2012年10月と2013年の6月に開催致しました。
そして2014年6月14日(土)・15日(日)に開催致します第3回大会は、長野県・群馬県の両県警及び開催地である小諸市・小諸商工会議所・小諸市観光協会そして開催地周辺の皆さまや国会議員の先生方のご支援により、ヒルクライム走行時間帯に限り、交通規制(通行止め)措置を講じた環境下でのデモンストレーション走行実現の運びとなりました。
走行予定車両に関しましても、普段サーキットでしかその走りを観る機会の無い車両等も登場致します。

上記の通り浅間ヒルクライムはレースではなく、年代の異なる様々な魅力的なモデルの二輪・四輪自動車が新緑の浅間山麓を走る「デモンストレーション走行」です。
サーキット専用車両等は、サーキット仕様の為、ヒルクライム走行で本領発揮できるものではありません。
浅間ヒルクライムに限らず、この様な走行イベントをご理解頂く為には、開催地の自治体はじめ関係機関との合意形成そして周辺住民や商業施設等も皆さまのご理解を頂く事が前提となります。
こういったイベント開催が地域振興の一助となり、受け入れられ、一緒に育てて頂く事により、自動車文化の発展に繋がるものと考え、浅間ヒルクライムは活動をしております。

 
~海外のヒルクライム事情と日本の現状~
海外のヒルクライムイベントは、開催地のお祭りとして根付いており、観光面においても大きな経済効果を生み出す等、サーキットで行なわれるレースと並ぶ人気を誇る等、文化として発展しています。
一方、日本は、戦後の国内自動車産業は、海外メーカーに追いつく為に性能向上に努力をし、世界に誇れる産業と発展しましたが、文化育成面においては未だに遅れをとっている事が今日の“クルマ離れ”に繋がっていると考えます。
その様な中、高峰高原で過去2回の浅間ヒルクライムを開催したことにより、開催の無かった年と比べ、開催地及び近隣市町村の宿泊施設の稼働率が上がり、微量ながら地域に寄与する事が出来た事により、海外のヒルクライムイベント同様、日本においても観光資源となる可能性を実感致しました。

浅間山麓は、日本初の自動車専用テストコース「浅間高原自動車テストコース」が存在した地であり、戦後の自動車性能向上に於いて大きな役割を担いました。
その「浅間からもう一度」今度は、自動車文化育成を目的に、地元メンバーをはじめ自動車業界や自動車愛好家の皆様と共に育てる事を目的としています。

浅間ヒルクライムは今回で3回目の開催であり、未熟な点が多々ございますが、ご参加・ご協賛・ご観覧頂く皆様からのご意見やお叱りを頂きながら、成長していく所存でございます。
そして今回、初となる交通規制下での走行イベントを走行車両だけでなく、ご観覧される皆様におかれましても、事故なく無事に終わらせる事により、次回に繋げたいと願っております。
皆様のご理解・ご協力の程、宜しくお願い申し上げます。

浅間ヒルクライム実行委員会一同